
節分の日といえば、2月3日と決まっていると思っていた方も多いのではないでしょうか。確かに1985年から2020年までの35年間は、2月3日が節分の日でした。
しかし、2021年の節分の日は2月2日なんです!では、どうやって節分の日は決められているのでしょうか。
節分とはそもそもどんな日なのか、どうやって決まっているのかについて紹介したいと思います。
節分の本当の意味は?

節分とは、「季節を分ける」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前の日をあらわす言葉です。
節分の日とは、邪気や悪いものを落として、新しい季節に幸運を呼び込むことが目的の日本行事です。

そのため、邪気にみたてた鬼を、マメで払う豆まきを行うんですね。
節分とは季節を分ける節目で、健康にくらせるように願い、悪いものを追い出す日です。
節分の日は「立春の前日」
日本で行事として定着しているのは、「立春の前日」にあたる節分です。
立春とは、旧暦で1年の始まりの日とされていた日であり、立春の前日は大みそかにあたります。よって、決まり事や季節の節目の基準となることが多いです。
そのため、節分は1年の終わり(旧暦)に、邪気をはらい健康を願いながら新年を迎えるために定められた、日本文化なんですね。
節分の日(立春の前日)は二十四節気で決められている
節分の日が固定でないのは立春が固定ではないから
節分の日の基準となる立春は、二十四節気によって決められています。
二十四節気は地球の公転と太陽が関係しているため、ズレが生じ、節分の日も固定されないんですね。
では二十四節気とはなにか調べてみました。
二十四節気ってなに?

二十四節気とは、中国の戦国時代のころに、季節をあらわす暦として考案されたものです。1年を24分割して暦をあらわしているため、「二十四節気」というんですね。
現在の日本では、地球と太陽の位置関係を調べて、この24つの暦を国立天文台が決めています。
1年は基本、365日ですが、地球の公転は365日より少し長くかかります。そのときにズレが生じてしまうため、うるう年をつくって4年に1度調整をしているんですね。
二十四節気とは、地球と太陽の位置関係から、1年を24この季節に分けたもの。
まとめ
今回は、節分の日の意味と節分の日の決め方を紹介しました。紹介した内容は以下3つです。
- 節分とは、立春・立夏・立秋・立冬の前日で、季節を分けるこよみ
- 節分の日は、旧暦の大みそかにあたる「立春の前日」
- 節分の日の基準となる立春は、二十四節気によって決められている
私は、物心ついたときから節分の日は2月3日だったので、固定されているわけではないと知って驚きました。
節分の日が、2月3日でなくなるのは1984年(昭和59年)2月4日ぶり、2日になるのは、なんと1897年(明治30年)2月2日以来124年ぶりだそうです。
そう思うとちょっと特別な節分という感じがしますよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。